私的な初期の胃がん治療日記

私の主観に基づいているので、正確な治療方針などはお医者さんとよく相談してください

慢性胃炎から胃がんの疑いへ

 発端は2018年7月の職場の健康診断。そこで

 

慢性胃炎

 

と診断されたことでした。検査を受けたのは当時の職場と私の家があった町立病院。それから毎年バリウム胃カメラが続きました。面倒なので、バリウムを受けずにすぐに胃カメラ検査をするように切り替えました。ある年は生検も行いましたが、良性ということで経過観察になりました。しばらくはこの状態が変わりませんでした。ちなみに自覚症状はありませんでした。

 

 異動になり、職場が別の町村に変わりました。その地域の病院で胃カメラ検査を受けたところ、

 

「全く正常。なぜ何回も異常を指摘されたのかわからない」

 

という診断が出ました。そんなものかと思い、次の年に退職。町民として、町の健康診断を前述の町立病院で受けました。胃カメラ検査を行ったところ、

 

「胃炎部分が前よりも大きくなっている。すぐに市内の病院に行って検査を受けてるように」

 

との指示。ちなみに生検は何回も連続してできないので(内視鏡による治療に差し支えることがある、とか)、市内の病院の判断に任せる、とのことでした。

 

 結果的には初期の胃がん、という診断がおりました。内視鏡では対応できない、とのことなので、外科手術が必要ということになりました。ただ、異動先の病院が再検査という判断を下していれば、まだ病巣が小さく、内視鏡手術で済んだ可能性があります。正直、ちょっと後悔しました。とはいえ、市内の病院ではなかなか発見しにくい大きさだと言われましたし、退職せずにずーっと異動先の病院にいたとしても、病巣がある程度大きくなれば発見されていたとは思います。それでも初期の胃がんだったでしょう。病院の質を云々するよりも、毎年健診を受けることが、発見の可能性を高めることにつながると思います。

 それはそれとして、小さな異変も見逃さなかった町立病院はすごいです。地元よりも大きな都市の病院にすぐに行きたがる傾向がありますが、もっと地元の病院に目を向けた方がいいと思いました。